2020年4月30日木曜日

KATO 京急800形

マイクロエースの京急800形をご紹介しましたが、以前はKATOからも発売されていました。

 この製品発売当初はキット形式で、当時の実車にあわせて塗装も初期の窓廻りが白いタイプでした。
今回の紹介しているものは、KATOでは販売後期の完成品として販売されたものです。
実車が中間車を増備して6両貫通編成になったあとも、3両ユニットのまま販売を継続されました。
基本的にはキットも完成品も同じ構成ですが、床下機器はキットでは部品をひとつづつ取り付ける凝った構成でしたが、完成品では一体の通常の製品の構成になっていました。


浦賀寄りのハイフン1がつく先頭車です。屋根上に換気装置のない813以降の車体となっています。



中間車は当時としてはかなり意欲的な構成で、京急独特の屋根上配線が立体的に表現されています。
集中クーラーも原型の形となっています。

こちらは品川寄りハイフン3の付く先頭車です。
マイクロエースの製品は実車後期の形を製品化したので連結器が密着型に変更になったあとの状態ですが、こちらは実車が初期の状態なので、連結器が密着自動連結器で、ジャンパ線も再現されており、今日では一般的ですが、当時としては珍しくかなり意欲的な製品だったことが伺えます。
キットでは何故かこのハイフン3の商品はかなり早く市場からなくなり、キットの販売後期にはハイフン1の商品ばかりあちこちで見かけた記憶があります。
後発のマイクロエースの製品と比べると車体などの表現に古くささを感じますが、この商品が発売された時期を考えるとかなり先進的な商品だったことが伺える商品です。

2020年4月29日水曜日

マイクロエース 国鉄185系クハ185

僕が子供のころ初めて買ってもらったNゲージ車両が
このクハ185でした。
多分小学2年頃だと思います。
当時の最新車両で、何故かその後の増備もなく最近までただ1両だけの185系でした。
(現在は昨年発売になったTOMIXの185系が多数おります)
初期のマイクロエースの製品で、数作作った後鉄道模型から撤退、今日のマイクロエースはその後1990年代に再開し現在に続いているそうです。
先頭部は何故か台車が変えられスカートは紛失している。



顔はちょっと可哀そうな状況です。




実は今回この撮影で車体を開けてびっくり!がこの室内灯
 いつ頃取り付けたのか全く思い出せません。


多分マイクロエース純正の室内灯です。
またこの製品はオプションでタイホンを鳴らすユニットを組み込めるようになっていたと気を記憶していて、この部分に組み込むものと思います。

息子に預けていたのを思い出し記事にしてみました。




2020年4月28日火曜日

マイクロエース 京浜急行600形(3代目)4次車4両編成

京浜急行は4桁以上の車両番号を好まず、以前使っていた空き番号があれば
番号を増やすよりそちらを使う傾向があります。
最初の600形は後に400形となる正面2枚窓の当時流行の窓配置で一時期の通勤車を代用する車両でした。
2代目は登場時700形といい、2000形が登場するまで長らく京急の顔として走った2扉特急用車両でした。
そしてこの3代目の600形
1500形の増備型として登場した同車は、現在に至るまで正面デザインが継承されている最初の車両で1994年にデビューしました。
当社両実は京急初のオールクロスシート車で(500形、2代目600形、2000形などの2扉車は一部にロングシートが混在していました)しかも都営地下鉄乗り入れタイプということで注目を集めました。1~3次車まではツイングルシートと呼ばれた可動式のクロスシートが設置され、混雑時は1席になっていて、閑散時は2席になるというシートでした。
ただシートの稼働には乗客がいないことが条件だったので、動かすことがすくなく
この4次車は固定シートとなってしまいました。

今回購入した車両は600形4次車となっていますが、4次車は3次車までと車両構成が変わっており、3次車までは1500形と基本的な車両構成が同じで、8両編成で6M2Tでした。
この4次車は電動車、附随車比率が1:1となり4M4Tまた初登場の4両編成では2M2Tの構成で、後の2100形や新1000形に影響を残しました。
今回のモデルは4両編成となり650番台の編成となっています。
車両番号は800形に似ており、編成ごとに番号が振られ、編成位置はハイフンで表示され
このモデルの場合は653-1~653-4の4両編成となります。
顔は今日の京急の顔となっている。

また京急の伝統ともいわれている通り先頭車に電動車が入るため、4両では先頭2両が電動車、中間2両が附随車となっています。
また附随車1両にパンタグラフ2基設置されています。
 モデルでも何故か先頭車が動力付きとなっている。
先頭が動力車でもヘッドライト等は点灯する仕様。

 台車は京急としては少数派の軸梁式(以後2100や1000はウイングばね式を採用)

パンタグラフ付き中間車だが実車は附随車

パンタなし中間車

上記先頭の反対側の先頭車両、実車では電動車となる。

この4次車は1~3次車が動力車が2両ユニットだったのに対し1M方式となり、また出力も120Kwから180Kwに増強された。





2020年4月27日月曜日

KATO 京浜急行230形(デハ268)

KATOのショールームというべきホビーセンターの東京店
その玄関は元京急の230形(デハ268)が置かれています。

本人撮影

この車両のルーツは、戦前現京浜急行がまだ京浜電鉄と湘南電鉄の2社に分かれていたころにさかのぼります。
1936年(昭和11年)に京浜電鉄の83形として登場した車両で当初は600V専用車だったそうです。
その後、更新工事等変遷があり、1977年に大師線産業道路踏切での接触事故で廃車になった編成の1両でした。
廃車後KATOに引き取られ保存されています。
長らくKATOでは800形や2100形を模型としては製品化しましたが、この230形は製品化していませんでしたが2016年にホビーセンターカトーよりキットとして製品化されました。

現在もホビーセンターで購入できるようですが、キットは動力は別売りで、それ以外の車体、パンタグラフ、台車など、そして室内灯までセットされています。
現在価格は税込で3666円と安くはありませんが、逸品な出来となっています。


製品はデハ268のみなため先頭部にはジャンパ線も付きます。
密着自連タイプのカプラーは連結できるものとなっています。

また展示車のまんま製品化なため、連結面には扉がついています。
動力装置は16m用として別売りになっていて、キット付属の床下廻りと入れ換えるようになっています。

ところで、僕は230形が終焉に近い1970年代に夏場の三浦海岸行き海水浴ドッキングとして走った6M編成を再現も出来るように(しかも2編成も!)12両分も購入してしまいました~笑

カーブユニット(6)

カーブユニット試作ですが、
台枠を支える足の部分を作成しました。
線路部分で約80cmとしました。


台枠等を含めオイルステンにて塗装しました。

車両を置いてみます。

うーんいい感じですねぇ♬

2020年4月26日日曜日

マイクロエース 京浜急行800型(2代目)復活塗装

先日京浜急行800型先頭車中間車化編成の紹介をしましたが
今回は、塗装を初期の窓周りを白とする(現2100型等の配色)復活塗装の編成を紹介します。
実車は3両編成で登場後、中間車を増備し挿入し6両固定編成となりました。
またそのころに登場時の塗装から、窓下に白帯とする一般色になりました。
これは当時登場した2000型に優等列車としてアピールするため塗装を譲ったための変更でした。
 その後、長きにわたり一般色のまま活躍しましたが、リバイバル色として823編成が登場時の塗装となりました。ちなみにこの編成は6両化当時今回のリバイバルと同じオリジナル塗装で活躍しています。

この編成は6両貫通編成となっています。
実車通りの823編成となっています。
また後期型なので窓が開く仕様になり、前回の車両とは異なり屋根上に換気装置がありません。
模型でも換気装置の表現はされていません。
また塗装がこのように初期の色になっています。
ちなみに初期車はこのようにクーラー以外に2基の換気装置が付いていました。

中間車もこのように換気装置はありません。
冷房装置は更新で新しいタイプに交換されていますね。
ところで貫通編成では先日の先頭車改造中間車編成とは違い
パンタグラフなしの中間車が存在します。
床下機器は基本的に先頭車のMc1及びMc3から運転関係機器を除いたものとなっています。
3両ユニットを2組つなげて6両編成となり、先頭車改造編成とは異なり
車番は通しの-1~-6となっています。
なのでこの編成の場合は823-1~823-6となります。
またパンタなし中間車同志の連結部は
このように貫通扉付きとなっています。

以上でした。