この製品発売当初はキット形式で、当時の実車にあわせて塗装も初期の窓廻りが白いタイプでした。
今回の紹介しているものは、KATOでは販売後期の完成品として販売されたものです。
実車が中間車を増備して6両貫通編成になったあとも、3両ユニットのまま販売を継続されました。
基本的にはキットも完成品も同じ構成ですが、床下機器はキットでは部品をひとつづつ取り付ける凝った構成でしたが、完成品では一体の通常の製品の構成になっていました。
浦賀寄りのハイフン1がつく先頭車です。屋根上に換気装置のない813以降の車体となっています。
中間車は当時としてはかなり意欲的な構成で、京急独特の屋根上配線が立体的に表現されています。
集中クーラーも原型の形となっています。
こちらは品川寄りハイフン3の付く先頭車です。
マイクロエースの製品は実車後期の形を製品化したので連結器が密着型に変更になったあとの状態ですが、こちらは実車が初期の状態なので、連結器が密着自動連結器で、ジャンパ線も再現されており、今日では一般的ですが、当時としては珍しくかなり意欲的な製品だったことが伺えます。
キットでは何故かこのハイフン3の商品はかなり早く市場からなくなり、キットの販売後期にはハイフン1の商品ばかりあちこちで見かけた記憶があります。
後発のマイクロエースの製品と比べると車体などの表現に古くささを感じますが、この商品が発売された時期を考えるとかなり先進的な商品だったことが伺える商品です。
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